Costelloビルダーは、参加プレーヤー自身がCostelloのエリアやクエストを簡単に作れるように開発されました。エリアを作るためには、プレーヤーが訪れることができる「場所」を作り、その中の詳細を組み立てていきます。Costelloでは、森でも都市の道でも「場所」を「room」と呼んでいます。また、武具やコンテナ、モンスターやキャラクター等を作ることもできます。ビルダーはそれぞれページにわかれており、制作の際にはページごとのヘルプボタンを参照すると、制作の方法が一目でわかります。ログインウィンドウを開くには、ログインボタンをクリックします。


スタートのために
ビルダーにログインするには、Costelloリポートシステムで作った名前とパスワードと同じものを使います。ただし、大文字は使わないように注意してください(例:
adrian cohenのように小文字を使います。Adrian Cohenでは認証しません)。ログインボタンを押すと、ビルダーのログインウィンドウが開きます。

プロジェクトを作る
数人のグループでエリアを作っている場合は、その中の一人だけがプロジェクトを作ることができます。他のメンバーも作りたい場合は、コーエン先生に名前の追加を申請してください。
Create a project」ボタンをクリックして、プロジェクト名を入力すると、メインのビルダーページに移動しますので、あなたのプロジェクト名をクリックして「room」を作ることができます。「room」等の作成ヘルプは、ビルダーページにあるヘルプボタンをクリックしてください。

制作できるオブジェクト

以下に、ビルダーを使って制作できるオブジェクトを記します。

Armor 靴、手袋、帽子を含む衣服や体を守るカバーを作ることができます。
Door Doorは、プレイヤーを直接その方向へ向かうことを止めてくれます。その方向へ行くには、ドアを開けたり鍵を開けたりしなくてはなりません。
Monster Monsterは動物やキャラクター、人の形で作ることも可能で、話をさせることもできす。しかし、クエストに参加したり、プレーヤーと会話をしたりすることはできません。
Shield Shieldは戦いの際にたたかれないよう守ってくれる膜の役割があります。
Comestible 食べ物、飲み物全般です。魔法の力を付ける飲食物や、毒も作ることもできます。
Item クエストの中のみで使われるもの、店で売ってお金にかえられる物を作ることができます。宝物やクエストアイテム等が通常それに該当します。
Npc Npcとは'non-playing character'の略です。動物や人間等を作ることができ、プレーヤーと会話をしたり、プレーヤーの質問に応えることができます。Npcを使って、クエストを作ることができます。
Shop Shopは、作ることができる特別なタイプの部屋です。
Npcで店主を追加することを忘れると、お店が機能しませんので注意してください。もちろん、お店で売る物も作ってください。もし、食べ物を売ることにすると、そこはレストランになります。
Container 中に何かものを入れておく箱です。これはバックや箱とすることもできますし、他の形態も可能です。例えば、木を作って、その中に何かを隠しておくこともできます。
Key ドアを開けるために使います。鍵とドアをマッチさせるキーコードには特別な言葉を使いますので注意してください。
Room これは基礎となる大切なタイプのオブジェクトで、Costelloの中にも無数に存在しています。中にビルを造ることもできますし、道や森、砂浜等、好きなものを作ることができます。
Weapon 戦いの際に相手にダメージを与える武器です。

「room」を作る
エリア作成の第1歩は「room」を作ることです。まずメインページで「Create a Room」をクリックすると、「room」を作るための詳細を入力するページが現れます。緑のテキストで書かれている項目は入力必須事項です。その他の項目はオプションになります。全ての項目のとなりにある「help」がガイドになっていますので、入力方法を参照してください。

一番重要な情報としては、'Place Description' と'Item Descriptions'があります。例として、Costello病院のパーツと部屋をここに掲載します。

ここでは、Place Description、Short Description、Item Descriptionを入れるスペースがあります。Place Descriptionには主要な文章を入力する場所で、ここにはそのRoomでキャラクターが見る主となる情報を記述します。Short Descriptionは1、2文字でここがどの様な場所なのかを表します。
Item Descriptionはキャラクターが見る物について記述を行います。例えば、この病院の入り口には自動ドアがありますね。キャラクターはドアを見たいかもしれませんので、あなたは英語でそのことを記述する必要があります。また、コンピュータは'door'という単語とその他の 'automatic door' と 'wide automatic door' が同じことであることを認識しませんので、これら3種類の単語の記述が必要です。他の例を挙げますと、もし'plant'がある場合は、 'plant'と'plants' を入力します。Item descriptionを作るには、アイテムの名前 ('plant'等)を左に入力し、文章を ('The plants create a relaxing atmosphere.'等)を右側に入力します。それから、青い 'down' 矢印()をクリックします。再編集を行う際は、この'down' 矢印()をクリックしてから'up' 矢印()をクリックします。

例えば「このplantはプレーヤーをこの場所から追い出すことができる」のように、アイテムを作って部屋の中に設置すると、 Item descriptionを作る必要がなくなります。実は、Place Descriptionでは物の詳細な記述まで行うと、誰かがこの場所にある'Plant'を取り除いてしまった場合は、もう'Plant'がこの部屋からはなくなってしまいますので、詳細な記述は行わない方がベターです。ですので、部屋にただ存在しているものと、部屋のキーになる物とは分けて考えてください。その部屋にただ存在しているものに関しては、Place Descriptionで記述していただてかまいません。

以下に、アイテム等の記述の例を記します。

ここでは、 北に向かう'blue_room' と東に向かう 'tower1'への記述が入っています。ここで、その方向へ向かう部屋に実際に入っていけるようにしたい場合は、はじめに元となる部屋を作って出口を空白にしておき、他の部屋を全て作り終えてから出口の空白を埋めていく方法をお薦めします。
もう一つの例を挙げます。ここには本が1冊ありますが、このようにアイテムを先に作ると、部屋のコンテンツ(room contents)のプルダウンメニューで本が出てくるようになります。それから、本の冊数を決めて'down'矢印をクリックすると、1冊の本がこの部屋に置かれ、プレーヤーが手に取ってみることができるようになります。

「room」を保存する
全ての情報を入力したら、ページの上下にある「Save Object」をクリックして保存します。次のページへ行き、「Edit Object Page」をクリックすると、エラーがある場合、エラー内容メッセージが赤文字で表示されますので確認して修正をしてください。修正方法がわからない場合は、「help」を参照してください。エラーがない場合は、「Save Object」を再びクリックしてメインプロジェクトページへ戻り、他の「room」や「monster」等を作ることができます。


その他の内容を作る
「room」を作ったら、次はそこに入れるモンスターやその他の内容を作りましょう。「武器」「財宝」等様々なものを作ることができます。もし、モンスターに武器を持たせたい場合は、モンスターを作る前に武器を作ってしまうことをおすすめします。はじめにモンスターを作った場合は、次に武器を作って、それからモンスターに武器を持たせるというステップが必要になります。「room」を含め、全ての内容については、いつでも変更ができることを覚えておいてください。

作った内容をCostelloに組み込む
作った「room」を実際にCostelloの中にリンクを貼って組み込むには、メインプロジェクトページの下部にある「Generate Project Code」をクリックします。自動的にプログラミングが行われ、Costelloワールドと新たに作成された「room」がリンクされます。作った「room」のテストは、「builder character」で行います。「builder character」の作り方は、次を参照ください。

ビルダー・キャラクター を作る
作成した「room」を確認するには、「builder character」を作る必要があります。

「builder character」の作成、並びに「room」への入室方法
1/Costelloのスタートメニューを開く。
2/Other Optionsを選択する。
3/Create A New Characterを選択する。
4/新しいキャラクター名を入力し、Back to Start Menuを選択する。
5/optionを選択し、新しいキャラクターでゲームに入る。
6/Character Creation Menuで、option '3' Builder Characterを選択する。
7/性別をセットし、Begin Building Costelloを選択する。
8/「warp」コマンド(下記参照)で、直接新しい「room」へ入室する。

Warpコマンドの使い方
builder characterでCostelloへ入ると、「warp」コマンドを使って直接新しい「room」へ行くことができます。自分の作成した「room」だけでなく、他の「room」にも行けますので、友人の作成した場所を訪れることも可能です。

warp」だけを入力すると、プロジェクトのリストが出てきます。

warp <project_name>(作成したプロジェクト名)」と入力すると、該当プロジェクトの「room」リストが出てきます。

warp <project_name> <room_name>(作成した「room」名)」を入力すると、直接「room」へ移動します。

例えば、「warp White_Tower」と入力すると、White_Towerプロジェクトの「room」一覧が出てきます。プロジェクト名と「room」名は、大文字小文字の別も正確に入力してください。「White_Tower」と「white_tower」と「white tower」は、全く別ものと認識されますので注意してください。
「White_Tower」プロジェクトの「blue_room」へ行くには、下記のように入力します。

warp White_Tower blue_room

もしエラーが出る場合は、「room」を作る際にエラーをチェックせずにCostello本体とリンクを貼ったと考えられます。その場合はビルダーへ戻り、エラーの赤文字を修正して、もう一度Costelloに組み込んでください。

良いエリアと悪いエリア

良いエリアの例:
1.訪れることができるたくさんの「room」があり(Costelloでは、room数20部屋は小さいエリアになります。40部屋は中サイズ、80部屋は大きなエリアとなります。)、エリアマップもシンプルな四角形ではなく、おもしろい形をしている。
2.「room」の内容が変化に富んでおもしろく、中を見て回る楽しさがある。
3.おもしろいキャラクターやモンスターがいる。
4.クエストや、物を探す等、見て回るだけでなく行動することができる。

悪いエリアの例:
1.数少ない「room」とおもしろくないマップ。
2.「room」の内容がほとんど同じで、これといってプレーヤーが見て回るものがない。
3.おもしろくないキャラクターやモンスターが2、3いるだけ。
4.クエスト等、何もすることがない。